充電・放電レビュー

低温保護やヒート機能から最新のBluetooth(スマートコントロール)などの追加機能は無いにしても、搭載BMSボード200A‼
そして、サイズ重量どちらも通常12V100Ahタイプと同じです。完全な出力(放電)特化型の高性能バッテリーと言えるでしょう。
充放電のチェックこそまだ行っていませんが、12V100Ah MAXの仕様を見るだけでLiTime『Plusシリーズ』と同性能と伺えます。
少ないバッテリー容量でも使用目的に当てはまる場合なら『12V100Ah通常タイプを2個揃えるより12V100Ah MAX1つ買う方が、コスパとしては良い結果に繋がるんではないでしょうか』
経験上からお話ししますが出力特化型リン酸鉄リチウムイオンバッテリーだからと言って、2000W~2500W付近の12Vバッテリー連続放電は控えた方が良いと感じます。
1つのバッテリーから最大出力を日々繰り返すと短命・故障まっしぐらです。
『通常タイプ12V100Ahでは届かない家電製品、又は通常タイプでは出力限界値に近い家電製品』そんな具合を解消するために、バッテリー出力1000W~1500W付近を目安に12V100Ah MAXを使用しましょう。
LiTimeリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12V100Ah MAX『仕様・同梱物・比較』
LiTimeリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12V100Ah MAXレビュー
- 充電(専用充電器⇨バッテリー充電)
- 電源化(追加部品の各種接続)
- 放電(LiFePO4 12V100Ah MAX出力2560W)
- 充電(ソーラー発電⇨バッテリー充電)
- 感想(個人的なおすすめ理由)
充電|専用充電器14.6V40Aチャージやってみた
- LiFePO4専用充電器14.6V40A
- LiTimeリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12V100Ah MAX
『12V100Ahバッテリー推奨充電14.6V20A』マニュアルに記載有り‼
だけど、持っていないため14.6V40ALiFePO4専用充電器を使いました。(皆さんは14.6V20Aを使いましょう)
リチウムイオンバッテリー充電方式は『CCCV』電流過多により大方のバッテリー容量を満たし、最終的に電流量を下げて満充電を迎える充電方法です。(ざっくり言うと)
早速、充電を行ってみました。(上記動画もご参考に)
- 充電前|13.19V
- 充電後|13.47V(チャージ後30分経過の電圧)
※1時間30分ピッタリで満充電の確認
電源化|各種部品を使った12V電源の自作
※バッテリー性能とは、安全装置やケーブル過熱をクリアして評価しましょう。
『LiTimeバッテリー12V100Ah MAX連続出力2560Wが限界値』BMS200A搭載モデル(出力のみ特化)
そのため、正弦波インバーター2000W出力ではバッテリー側は2400W~2500W付近の出力となり、若干LiTime12V100Ah MAX性能までは出し切れてない気がします。
他バッテリー2400W~2500W動画⇩
正弦波インバーター出力分散
- インバーター2000W|ポータブル電源1500W充電⇨バッテリー出力1750W
- インバーター1000W|ポータブル電源700W充電⇨バッテリー出力800W
※大まかな予想
2つの正弦波インバーターから合計3000W出力対応の電源を作り、LiTime12V100Ahリン酸鉄リチウムイオンバッテリーMAX出力2560Wギリギリを攻めたいと思います。
※過去12V380A2000W×2台=4000Wまでは制作済
早速、各種部品を使い12V電源化の作業へ移ります。
電源制作の部品
- LiTime12V100Ah MAX
- 正弦波インバーター12V2000W
- 正弦波インバーター12V1000W
- MPPTチャージコントローラー40A
- ソーラーパネル200W
- バッテリーモニター付きシャント500A(2個)
- バスバー300A(赤・黒)
- サーキットブレーカー250A(2個)
- バッテリースイッチ(3個)
- 片極サーキットブレーカー30A(2個)
- 充電メーター
- 60Sqケーブル(出力用)
- 3.5Sqケーブル(充電用)
- MC4コネクタ類・圧着端子類
※今回はANLヒューズ抜き
各部品の接続構成

バスバー赤60Sqケーブル3本出し
⇩(60SQケーブルは丸形圧着端子を使用)
60Sqケーブル2本組と1本をサーキットブレーカー250Aへ2個へ
⇩
正弦波インバーター12V2000Wプラス極へ60Sqケーブル2本組接続
⇩
正弦波インバーター12V1000Wプラス極へ60Sqケーブル1本接続
⇩
両方の正弦波インバーターマイナス極から60Sqケーブル2本組と1本をシャントーPへ
⇩
シャント+B(細いケーブル)は計測を行いたい部分へ(私は、出力計測のみとしてサーキットブレーカーとインバーター+間へ接続)
⇩
シャント-B(2個)各バッテリースイッチへ60Sqケーブル2本組・1本を接続
⇩
各バッテリースイッチから60Sqケーブルをバスバー黒へ接続
⇩(これで赤・黒両方のバスバーへ60Sqケーブル3in)
バッテリー各極2本ずつ60Sqケーブル接続
⇩(各バスバー出力用ケーブル3in2out)
MPPTチャージコントローラーバッテリー側2本3.5Sqケーブル出し
⇩(付属品の棒型端子…平型端子と呼ぶのかな?)
コントローラープラス側ケーブル中間へ充電メーター・片極サーキットブレーカ30A接続
⇩(MC4コネクタ式)
バスバー赤・黒へ接続
⇩
ソーラーパネル各極ケーブルをMPPTチャージコントローラーPV側へ接続
⇩(プラス側へ片極サーキットブレーカー取り付け)
各ブレーカー類を立ち上げて通電チェック(完成)

テスト出力600W

LiTimeバッテリー12V100Ah MAXより2560Wバッテリー出力する…その前に、通電チェック後の『出力テストは大切です‼』
各部品がしっかりと接続出来ているか?を知るための出力チェックを行いましょう。
- インバーターDC12V2000W⇒AC100V500Wポタ電チャージ
- インバーターDC12V1000W⇒AC100V100Wポタ電チャージ
どこかの部品が接続不良になっていると『安定したポータブル電源の充電ができない・ケーブルや部品の過熱が進む』この様に、バッテリー出力を上手に伝える事ができなくなります。
そのため、テスト出力は本出力をする前に必ず行い、制作失敗部分を探す事が重要です。

放電|リン酸鉄リチウムイオンバッテリー12V100Ah MAX出力2560W
正弦波インバーター12V2000W
ポータブル電源1500W充電を行う内容
- ペクロン1300W
- ジャクリ200W
バッテリー出力1750W付近をモニター計測
正弦波インバーター12V1000W
ポータブル電源700W充電を行う内容
- エコフロー500W
- エコフロー200W
バッテリー出力800W付近をモニター計測
※「バッテリー出力が2500W付近まで届かない・過負荷保護になる」そんな場合は、ポータブル電源の個数調整を行う
早速、チャレンジやってみました‼

充電|ソーラー発電200Wパネル使ってみた

※早速、昼頃動画撮影を行いましたが…まさかの曇り💦

感想|LiTimeバッテリー12V100Ah MAXおすすめ
数あるLiTime12V100Ahシリーズの中で、唯一BMSボード200A搭載モデル『MAX』を使ってみました。
バッテリー充電こそ100Aまでと他の12V100Ahシリーズと変わりませんが、出力だけは天下一品です‼デメリットとしては、2C放電(2560W出力)するとMAX30分しか容量的に使えません。
しかし、このデメリットと言われる部分は『12V100Ah MAXをもう一台追加する・12V200Ah Plusシリーズ以上を最初から選ぶ』個数追加や大容量バッテリーを選べば良く、最初から気付いている方にはデメリットとは感じない事でしょう。
おすすめするLiTimeバッテリー12V100Ah MAX使い方としては、ケトル・電子レンジ・ドライヤーなど『消費電力の大きい家電製品を1つ使いながら、消費電力の低い家電製品を同時に使う』通常12V100Ahバッテリーでは限界出力となる部分でも、バッテリー出力停止(オーバーロード)無しに負荷を続ける。
そんな、1280W以上から2560W未満の短い出力に、大活躍するリン酸鉄リチウムイオンバッテリーと言えます。
『通常タイプ12V100Ahでは届かない家電製品、又は通常タイプでは出力限界値に近い家電製品』バッテリー出力1000W~1500W付近の出力不足を解消するための12V100Ahバッテリーです。
また、長時間大きな電力消費を行うエアコン・24時間365日長期間の電力消費から使用目的を達成する冷蔵庫などのバッテリーとしては、完全に容量不足となり適していません。