主にキャンピングカーサブバッテリーシステムとして人気の高いRENOGYバッテリー、私の使い方は「オフグリッド電源用」です。
1家電オフグリッド好きな私の目的は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使った「電気代節約」
今回は高性能「RENOGY COREシリーズ」について語り、記事後半ではオフグリッド電源として家庭に取り入れた場合の魅力をお伝えします。
1家電オフグリッド電源を作る場合のバッテリー容量について
基準となるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、
どちらも2.5kwh電力を蓄えられる。
完全オフグリッドを目指す場合は月々の電気使用量と照らし合わせて計算を行うことで、必要な「個数・容量」を割り出せます。一つの目安として覚えましょう。
※せっかくなのでCOREシリーズ以外も説明
RENOGY CORE シリーズ
COREバッテリー
- 直列接続⇒可能(4個まで)
- 並列接続⇒可能(12V8個まで)
- 容量(ah)⇒表示より6%多い
- 長寿命⇒5000サイクル(シリーズ内2番目に長持ち)
- バッテリーセルのバランス調整(充電中に発生)
CORE LTバッテリー(機能追加バージョン)
- ヒート機能(10A充電中に作動MAX200W消費)
- 直列接続⇒4個
- 並列接続⇒4個
- バッテリーセルのバランス調整(充電中に発生)
RENOGY「PRO・スマート・REGO」シリーズ
- PRO|ヒート機能・Bluetooth機能内蔵(スマホアプリDLのみ)
- スマート|ヒート機能・電源スイッチ・Blutooth機能付き(モジュール別途)
- REGO|電源スイッチ・ヒート機能・Bluetooth機能内蔵・豊富な保護機能搭載
各電圧3種類|RENOGY CORE シリーズについて
- 12V(12.8V)
- 24V(25.6V)
- 48V(51.2V)
※RENOGYバッテリー3種類以外の電圧があるか?念のためメーカー問い合わせしました。
それでは、RENOGYバッテリー各電圧別の特徴について解説します。(容量・機能別に紹介するよ♪)
※ ホームページを読んで「疑問に思った部分はメーカー問い合わせ」
12V|RENOGYリン酸鉄リチウムイオンバッテリー特徴
・PROバッテリーは、ヒート機能および、Bluetooth機能が内蔵されています。寒冷地での使用に向いており、アプリでのバッテリー情報管理が可能です。
・スマートバッテリーは、電源スイッチにより、ON/OFFの切替が可能です。配線時にOFFにするとで、安全にケーブルや機器の取り付けが行えます。また、オプションのBlutoothモジュールの接続によりアプリでのバッテリー情報管理も可能です。
・LTバッテリーは、COREバッテリーにヒート機能が追加されたものです。直列での接続が可能で、寒冷地での使用に向いています。
・REGOバッテリーは、電源スイッチ、ヒート機能、Bluetooth機能が内蔵されています。また、丈夫な設計かつ豊富な保護機能を備え、バッテリーを安全にご利用いただけます。
COREシリーズ|100ah・200ah
徹底した材料の選定と工程管理によって実現した最新の車載用バッテリーセルを使用しており、5000回以上のサイクル寿命(80%のDOD)
COREバッテリー特徴
- 直列接続⇒可能(4個まで)
- 並列接続⇒可能(12V8個まで)
- 容量(ah)⇒表示より6%多い
- 長寿命⇒5000サイクル(シリーズ内2番目に長持ち)
- バッテリーセルのバランス調整(充電中に発生)
- 12V|8並列接続⇒800ah(1600ah)×12.8V(定格電圧)=10.24kwh(20.48kwh)
- 24V|12バッテリー2直列4並列接続⇒400ah(800ah)×25.6V=10.24kwh(20.48kwh)
- 48V|12Vバッテリー4直列4並列接続⇒400ah(800ah)×51.2V=20.48kwh(40.96kwh)
そしてCOREシリーズ「100ah・200ah」には、表示容量より6%多く電気を蓄えられます✨容量が多い分「0%⇔100%」充放電回数が、他のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーより少なくなる。
結果として、使用サイクル数が減る=リン酸鉄リチウムイオンバッテリー寿命が長くなる。バッテリー寿命を縮める「過放電」についても、容量に余裕があるCOREシリーズなら安心です。
同シリーズの100Ahバッテリーにも同様に6%の余裕があります。また、proシリーズ100Ahのバッテリーは、最大105Ahとなります。その他のバッテリーにつきましては、定格容量通りとなります。
- 3.2V100ahセル4直列接続|12.8V×106ah=1.3568kwh
- 3.2V100ahセル4直列2並列接続|12.8V×212ah=2.7136kwh
COREシリーズ「100ah・200ah」特徴として、
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー接続方法が幅広く大容量を作れる。
他社製品よりセル容量が大きく蓄電量も多いです!6%容量が多い分、過放電を回避するための安全マージン設定です。
※わが家でも12.8V200ahバッテリーを複数個使い、オフグリッド電源システムを作りました。
PRO・スマートシリーズ|ヒート機能付き100ah
PROバッテリー特徴
- ヒート機能(搭載4A以上の充電中に作動)
- Bluetooth機能(内蔵)
- 容量(ah)表示より5%多い(100ah⇒105ah)
- 並列接続(最大8個)
- バッテリーセルのバランス調整
※直列接続は不可
スマートバッテリー特徴
- ヒート機能(非搭載モデルもある)
- 電源スイッチ(ON/OFF切替が可能)
- Bluetooth機能(外付けモジュールが必要)
- 並列接続(4個以下を推奨)
- バッテリーセル自動均等化(充電中に発生)
※直列接続は不可
PROバッテリーについて
Renogy Proシリーズ12.8V 100Ahスマートリン酸鉄リチウムバッテリーは、独自のバッテリーハウジング素材を採用し、RV用途向けに小型化しました。このバッテリーは旧「ヒート機能付き スマート リン酸鉄リチウムイオンバッテリー100AH 12V」からのアップグレードバージョン
低温環境になると、
- 充電
- 蓄電
- 放電
バッテリー本来の「電気を蓄える能力」が下がる。
マニュアル通りの充放電ができません。全てのバッテリーに共通する弱点は低温になります。
※特に0℃以下の充電は注意が必要
寒冷地仕様リン酸鉄リチウムイオンバッテリーでは、温度センサーより低温状況を感知します。バッテリー本来の「充電・蓄電・放電」能力を取り戻すため、自己加熱機能が働き能力低下を最小限に抑えます。
対策として、ヒート機能を有したproバッテリーは最大容量が少し多いです。(100ah⇒105ah)そして、4A以上の安定した充電がある場合に作動しますから安心です。
※温度実験などもご参考に(ヒート機能付きスマートバッテリー)
スマートバッテリーについて
起動スイッチによりバッテリーを稼働モードと休眠モードに変更することが可能です。またバッテリーを並列した場合、稼働モードにするには1台のみの操作で問題ありません。休眠モードにする場合は、全てのバッテリーに操作を行う必要があります。
- 取り付け
- 取り外し
- 点検
- 管理
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー「取り付け・取り外し」
バッテリーを取り扱う作業ではシステムの中に「ブレーカー・スイッチ」など、電気の流れを切断できる部品があると便利です。
但し、便利を追求してブレーカー・スイッチ類を取り付けてもバッテリー本体は常に放電できる状態です。バッテリープラスマイナス端子へ金属類を当てると勿論ショート(短絡)します。
スマートバッテリーはケース内部より充放電ON/OFFすることが可能です。
OFF状態ならバッテリー表面突起した放電端子台へ、間違えて金属類を接触させた場合でもショートしません。
- 定期的なシステム点検
- システムを使わない場合の管理
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを「安全に取り扱う」目的のために特化したシリーズです。
※PROバッテリーはBlutooth内蔵です。(アプリだけでOK👍)
COREシリーズ|ヒート機能付き LT 300ah
4直列4並列接続により、最大16個のバッテリーを利用した48V (51.2V) 1200Ah 、61.44kWhのシステム拡張が可能です。家庭用蓄電システムはもちろん、24Vの自動車やトラック、ボートのバックアップ電源としても最適です。
ヒート機能付き CORE LTバッテリー特徴
- ヒート機能(10A充電中に作動MAX200W消費)
- 直列接続⇒4個
- 並列接続⇒4個
- バッテリーセルのバランス調整(充電中に発生)
特徴は寒冷地仕様以外に、超大容量を作れる点です!
ヒート機能付き CORE LT3個あれば、日常生活に使うエネルギー量を賄えます。(12.8V300ah=3.840kwh×3個=11.520kwh)
加えてCORE LTシリーズ最大直並列接続では、一週間近く電力会社より買電をしないで過ごせる蓄電容量になります。
我が家は50kwh…まだ届かない💦超大容量を作れるCOREシリーズ12.8V300ahバッテリー最強です✨
その中でも「LT」表示のあるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは「寒冷地仕様・直並列による超大容量化」に加えて、並列接続中の放電による各バッテリー電圧のバラツキを感知します。
電圧差のバラツキは「充電量・放電量・放電量・寿命」に関わる重要な部分です。
バッテリー充電中に電圧差をバイパス調整する事で極力均等化を行い、マニュアル通りに近い「使用量・長寿命」を期待できます。
他のシリーズとして、
- スマート|100ah
- PRO|100ah
- REGO|400ah
加えて12V50ah・100ah「G2モデル」などあります。(今回は記事に含めない)
REGOシリーズ|400ah
5KWhを超える大容量で、長時間の負荷稼働を実施することができます。また、6000サイクル以上の長寿命(80%DOD)、最大350Aの連続放電電流、最大300Aの連続充電電流を提供します。
REGOバッテリー特徴
- ヒート機能(15A充電中に作動)
- 並列接続(8並列接続まで)
- Bluetooth機能(内蔵)
- 電源スイッチ(ON/OFF切替が可能)
- バッテリーインジケーター搭載(残量・状態)
- 長寿命⇒6000サイクル(シリーズ内1番長持ち)
※直列接続は不可
バッテリーインジケーターについて
バッテリー残量確認のために、搭載されて無いよりは有している方が良いです。
但し、目盛りの間隔が広いため(25%・50%・75%・100%)モニターを割り込んだ方が情報をキャッチしやすく便利です。
バッテリー状態を把握する「バッテリー警告・ヒート状態」点灯点滅により可視化する。
バッテリー単体に組み込まれると非常に便利な機能です。
アプリを介さず警告状態を把握でき、詳細はアプリからチェックする。加えてイベントロギング機能によりログを残せる。
REGOシリーズはリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを安全に取り扱うため、「目視・IoT」二つの視点から情報「把握・管理」可能な
24V・48V|RENOGYリン酸鉄リチウムイオンバッテリー特徴
※24V(25.6V)100ahバッテリー=2.56kwh|12V(12.8V)100ahバッテリー×2直列接続する容量と一緒
- 直列接続(12.8V+12.8V)×100ah=2.56kwh
- 並列接続12.8V×(100ah×100ah)=2.56kwh
24V|ヒート機能付き CORE LT 100ah・200ah
24Vヒート機能付き CORE LTバッテリー特徴
- ヒート機能(10A充電中に作動MAX200W消費)
- 直列接続⇒2個(100ah・200ah)
- 並列接続⇒8個(100ahのみ|200ah4個まで)
- バッテリーセルのバランス調整(充電中に発生)
- 25.6V100ah×2直列⇒51.2V100ah×8並列接続⇒51.2V800ah=40.96kwh
- 25.6V200ah×2直列⇒51.2V200ah×4並列接続⇒51.2V800ah=40.96kwh
一般的なバッテリー並列接続は4個まで、
RENOGYバッテリーに関しては他社より一歩先を進んだ接続が可能になり、どちらのバッテリー容量を選んでもエネルギー量40.96Kwhを作り出せる。
システム電圧が上がればDC側に使うケーブル径も細くなり取り回しが容易です。12.8Vバッテリーシステムより配線作業が楽になる。
そして、超大容量を狙える24V(25.6V)バッテリーシステムがCORE LTシリーズ最大の魅力です。
48V|スマート50ah
Renogyスマートリン酸鉄リチウムイオンバッテリー 48V 50Ahは、オフグリッドのエネルギー貯蔵システムに最適な選択肢です。48Vの公称電圧は、4500回以上のライフサイクル、低発熱量、高効率を保証します。モジュラー設計により、複数のバッテリーを並列接続することで、異なるシステム構成の電力とエネルギー要件に対応することが簡単にできます。
48Vスマートバッテリー特徴
- ヒート機能(3A以上の充電中に動作)
- 電源スイッチ(ON/OFF切替が可能)
- Bluetooth機能(外付けモジュールが必要)
- 並列接続(8個以下を推奨)
- バッテリーインジケーター搭載(残量・状態)
- バッテリーセル自動均等化(充電中に発生)
解説する中で気づいた方も多いと思います。
数あるRENOGYバッテリー「電圧・容量」違いの中で、種類が多くメーカーが力を入れている製品は
- 12V主力バッテリー⇒COREシリーズ
- 24V主力バッテリー⇒CORE LTシリーズ
RENOGY COREシリーズ12V200ahバッテリー性能を知る
- 経験を踏まえた充電について
- 失敗から学んだ守るべき放電量について
- バッテリーを支える関連部品の紹介
※リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの使い方を間違え壊した私の体験談です。参考程度にどうぞ♪
経験を踏まえた充電について語る
電気的仕様 公称電圧:12.8V 電圧範囲:10V~14.8V 定格容量:200Ah ライフサイクル(0.5C, 25℃):5000 サイクル(80%DOD)
充電パラメーター 充電電圧:14.4V 推奨充電電流:100A 最大連続充電電流:100A
RENOGY CORE12.8V200ah充電電圧は「14.4V」を推奨としています。
蓄電量を増やすために「チャージコントローラー側の充電電圧を推奨以上に設定する」このような行為はお勧めしません。
「BMSの保護の値より判断し、電圧範囲を設けております。」目的はバッテリー内部BMS保護です。
推奨充電電圧を守らない誤った使い方を行うとBMS故障に繋がる。結果として充放電が不安定なリン酸鉄リチウムイオンバッテリーになります。
ソーラーパネルより充電する場合、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー対応チャージコントローラーを選びましょう。
充電器を使用するバッテリー充電の場合、lifepo4専用充電器を選びましょう。(できるならRENOGY製品統一する事をおすすめ)
「同一メーカーではない商品を利用する場合でも、こちらの電圧範囲が適用されます。」他社充電器を使用するバッテリー充電の場合でも、充電電圧14.4Vを守るようにしましょう。
- 12.8V100ah|付属lifepo4専用充電器による14.7V充放電機能の停止
- 12.8V400ah|パススルー機能中の充放電停止
なぜこのような充放電停止に陥ったか?日々使い続け、ブログを書き続ける中で思い当たる節が出てきました。
失敗から学んだ守るべき放電量について
放電パラメーター 最大連続放電電流:200A ピーク放電電流:400A@10s 充放電1C仕様となります。ご使用の電化製品は消費電力(サージ電力を含め)1Cの容量を超えないようにご注意ください。1Cはバッテリーの容量を指します。200Ahのバッテリーであれば、1Cは200A×12.8V=2560Wとなります。BMSが破損した場合、修理はほぼ不可能です。
サージ電力とは、電化製品が安定動作するまでに流れる瞬間的な大電力です。定格消費電力の1倍から3倍と言われています。
- 冷蔵庫(0W→1700W瞬間的に発生)
- エアコン(目視できないが電圧降下が大きい)
- IH炊飯器(0W→500W繰り返し)
- 洗濯機(0W→400W繰り返し)
起動電力の発生する電化製品
- IH炊飯器(0W→500W繰り返し)
- 洗濯機(0W→400W繰り返し)
※同時使用
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリー12.8V100ah(1C1280W)
- 正弦波インバーター12V2000W(サージ4000W)
※放電側のシステム
その後、15Vを超えるソーラー充電を繰り返しバッテリー不調が始まる。
システムから取り外し、バッテリー付属lifepo4専用充電器による充電後14.7Vまで入り充放電機能の停止です。
不調になった原因は「起動電力の発生する電化製品に、バッテリー放電性能が合ってないシステム構成を作った」
パススルー中の充放電
エアコン(目視できないが電圧降下が大きい)
※天候の悪い時期に1週間エアコン冷房へ放電
バッテリー充電量より多く電力消費する電化製品は、消費電力が一定した電化製品なら問題ない。(照明・テレビなど)
起動電力の発生する電化製品を使うと、バッテリー電圧が高い(蓄電量が多い)内は問題ないです。
電圧が低い(蓄電量が少ない)場合に「エアコン」を使うと、バッテリー側が充放電機能を停止します。
不調になった原因は「パススルー機能中スッカラカンに近いバッテリーへ、見せかけの少量充電を行い起動電力を超えられない」
起動電力を乗り越える放電
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーから電化製品のサージ電力を超える。オフグリッド電源システムを作る場合、大容量が前提条件です。
- 最大連続放電電流200A以上を選ぶ
- 最大連続放電電流100Aを2個以上⇒限度内まで選び並列接続
その中でも、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー並列接続がわが家の主力です。
バッテリー故障を回避して安定した充放電を長く続ける。最低限の選び方として覚えましょう。
サージ電力を個数分のバッテリーから均等放電すると電化製品(負荷)立ち上がりに必要な電力が分散されて、各バッテリー電圧降下を最小限に抑えられます。
サイクルカウント数が減り毎日長時間の使用でも、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー劣化を大幅に感じません。
加えて、COREシリーズ12.8V200ahなら「バッテリーセルのバランス調整機能」により期待以上の答えを示してくれます。
バッテリーを支える関連部品の紹介
容量・システム電圧を上げるリン酸鉄リチウムイオンバッテリー
- メーカー統一
- 容量・バッテリー素材
- シリーズ
- 各バッテリー電圧差0.1V未満
- 使用頻度は近い方が良い(半年以内・できれば一ヶ月以内)
- ケーブルの長さ・太さを合わせる
部品を繋ぐケーブル類
- バッテリー直並列に繋ぐケーブル⇒大電流に耐えられる放電ケーブルを選ぶ
- バッテリー充電に繋ぐケーブル⇒ソーラー発電量に見合った充電ケーブルを選ぶ
放電ケーブルについて(並列・直列含む)
「正弦波インバーター出力(1000W)÷バッテリーシステム電圧(12.8V)=必要電流量(78A)」を計算して電流許容量の高いケーブルを選びましょう。
※一例です。
充電ケーブルについて(並列・直列含む)
- バッテリー充電に必要な同じ発電量のソーラーパネルを選ぶ
- 発電量に対応したチャージコントローラー〇〇Aを選ぶ
「ソーラーパネル直列接続⇒電圧が倍になる・ソーラーパネル並列接続⇒電流が倍になる」基本的な概念を覚えて充電ケーブルを選びましょう。
電化製品を動かす正弦波インバーター
正弦波インバーター種類
- 12V⇒1000W(瞬間2000W)・2000W(瞬間3000W)
- 24V⇒2000W(瞬間4000W)・2500W(チャージコントローラー一体型)
- 48V⇒4200W(チャージコントローラー一体型)
他にも気にする部分として、
- 冷却ファンの回転音が静か
- 外部からインバーター本体冷却すると回転しない
不快な音に悩まされません。生活圏から離して設置する事をおすすめします。
バッテリー充電に必要なチャージコントローラー
チャージコントローラー種類(MPPT式)
- 20A
- 40A
- 60A
対応電圧「100VDC・150VDC」とても高いです。ソーラーパネル直並列接続との組み合わせから、電流値上限を決めます。(他にも走行充電器30A・50A・REGOバッテリー専用60Aもある)
ソーラー発電の電流値を基準に4タイプ(PWM式を含めたらまだある)リン酸鉄リチウムイオンバッテリー充電にはMPPT式を選びましょう。
PWM式チャージコントローラーからリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに使用すると、充電制御がちゃんと行えません。(電圧上限を設定しても簡単に超えるため危険です)
安全対策ブレーカー類・ヒューズ
他にも、
- バッテリーメインスイッチ
- 放電用サーキットブレーカー
- ジャンクションバスバー
各バッテリー関連(周辺)部品を使い万が一の充放電トラブルを回避する。
RENOGY COREシリーズ家に置いて出来ること
- 非常用電源
- オフグリッド電源
- 本記事を書いている時期⇒12月
- 室内温度⇒17℃~19℃
- 住んでいる都道府県⇒沖縄
最近、冷え込んだ事で12.8V200ah2並列接続から冷蔵庫を動かしにくい季節になりました。
当ブログ読者様は真冬0℃環境に住まわれる方も多いです。バッテリー選びの際は「ヒート機能付きCORE LTシリーズ」も視野に入れて、バッテリー生活を年中楽しみましょう。
急な停電に困らない非常用電源
停電は、いつ起こるかわからないです。
- 自然災害による停電⇒不可抗力な停電
- 電気料金を滞納した⇒故意による停電
どちらにしても当事者からすると「急な停電」です。
- 冷蔵庫が使えない
- 照明が使えない
- 他の電化製品が使えない
停電中に必要な最低限の家電は「冷蔵庫・照明」です。
その中でも、夜間に使えないと身動きできない「照明」は外せない家電になります。
そんな場合、ポータブル電源を持っていると非常に便利です。
バッテリー容量に対して機能豊富になる反面、価格が割高になるデメリットがあります。
その分「コンパクト・軽量・持ち運べる自由度が高い」タイプも多く、メリットを踏まえると価格以上の満足度を得られます。
もっとシンプル機能な非常用電源が欲しいなら、わが家と同じ電源システムをおすすめします。
「起動電力1倍だから使えるだろう」壊れたリン酸鉄リチウムイオンバッテリーから、電化製品へ放電するメリットは無いです。
長寿命バッテリーを活かしたオフグリッド電源システム
Renogy Core シリーズ12.8V 200Ah リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、鉛蓄電池の約半分の重さで、100%の放電深度まで安全に放電できます。車載用バッテリーセルで製造された本製品は、最高の安全基準と5000回以上のサイクル寿命が特徴です。さらに、信頼性の高いバッテリーマネージメントシステム(BMS)がバッテリーを総合的に保護します。
車載用から自宅のオフグリッド電源システムへ活用した使い方です。
自宅のオフグリッド電源システムとして「振動が無い・急激に下がらない温度」リン酸鉄リチウムイオンバッテリー寿命を引き出せる環境として適しています。
一般的な太陽光発電・蓄電池とは違い、
- 消費電力の大きい家電
- 起動電力の激しい家電
- 消費電力の安定する家電
各電力消費別に電源システムを組み、1家電オフグリッド電源システムを複数個作ります。
- 消費電力+起動電力=大きい家電⇒12V200ah以上×4並列接続
- 起動電力の激しい家電⇒12V200ah以上×2並列接続
- 消費電力の安定する家電⇒12V200ah以上(単独)
オフグリッド電源システムに使うリン酸鉄リチウムイオンバッテリー選びの基準は、
その中でも、COREシリーズ並列接続数・直列接続・LT特徴踏まえて、オフグリッド電源システムに最適だと感じます。
最大のメリットは「揃える毎に電気代が下がる」セミオフグリッド生活から完全オフグリッドも狙える高品質リン酸鉄リチウムイオンバッテリーです。
【まとめ】オフグリッド電源としてRENOGY COREシリーズ始めました!
COREバッテリー特徴
- 直列接続⇒可能(4個まで)
- 並列接続⇒可能(12V8個まで)
- 容量(ah)⇒表示より6%多い
- 長寿命⇒5000サイクル(シリーズ内2番目に長持ち)
- バッテリーセルのバランス調整(充電中に発生)
CORE LTバッテリー特徴(機能追加バージョン)
- ヒート機能(10A充電中に作動MAX200W消費)
- 直列接続⇒4個
- 並列接続⇒4個
- バッテリーセルのバランス調整(充電中に発生)
PROバッテリー特徴
- ヒート機能(搭載4A以上の充電中に作動)
- Bluetooth機能(内蔵)
- 容量(ah)表示より5%多い(100ah⇒105ah)
- 並列接続(最大8個)
- バッテリーセルのバランス調整
※直列接続は不可
スマートバッテリー特徴
- ヒート機能(非搭載モデルもある)
- 電源スイッチ(ON/OFF切替が可能)
- Bluetooth機能(外付けモジュールが必要)
- 並列接続(4個以下を推奨)
- バッテリーセル自動均等化(充電中に発生)
※直列接続は不可
REGOバッテリー特徴
- ヒート機能(15A充電中に作動)
- 並列接続(8並列接続まで)
- Bluetooth機能(内蔵)
- 電源スイッチ(ON/OFF切替が可能)
- バッテリーインジケーター搭載(残量・状態)
- 長寿命⇒6000サイクル(シリーズ内1番長持ち)
※直列接続は不可
24Vヒート機能付き CORE LTバッテリー特徴
- ヒート機能(10A充電中に作動MAX200W消費)
- 直列接続⇒2個(100ah・200ah)
- 並列接続⇒8個(100ahのみ|200ah4個まで)
- バッテリーセルのバランス調整(充電中に発生)
48Vスマートバッテリー特徴
- ヒート機能(3A以上の充電中に動作)
- 電源スイッチ(ON/OFF切替が可能)
- Bluetooth機能(外付けモジュールが必要)
- 並列接続(8個以下を推奨)
- バッテリーインジケーター搭載(残量・状態)
- バッテリーセル自動均等化(充電中に発生)
※直列接続は不可
今後の容量拡張を目的としたオフグリッド電源システム作りに向けて、RENOGY COREシリーズ12.8V200ah使い始めました!
次は「COREシリーズ12.8V200ah追加・並列接続」記事を書きたいと思います。
必要部品については、種類豊富なオフグリッドシステム製品販売専門ECサイト【RENOGY JAPAN】より準備です。(お楽しみに)