『Power Queenリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12.8V100Ah』について
- 仕様
- 充電
- 直列接続
- 並列接続
- 放電(出力)
- 電源作り
6つの情報を紹介します。
簡単に言うと、低価格リン酸鉄リチウムイオンバッテリーレビュー内容となります。
その他情報|Power Queen(パワークイーン)製造国・用途・保証登録・同梱物
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(過去動画も参考にどうぞ♪)
@one_battery_life リン酸鉄リチウムイオンバッテリー電源システムより、 2000W~2100W出力させてみました✨ 1時間未満ですが安定出力できました😆 #リン酸鉄リチウムイオンバッテリー #redodo #出力 ♬ 太陽にほえろ. メインテーマ – 山ちゃん サブアカウント
※こんな感じで5年間12Vバッテリー電源作りを行ってるよ♪
Power Queenリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12.8V100Ah全力レビュー

- 仕様
- 充電
- 直列接続
- 並列接続
- 放電(出力)
- 電源作り
『ケーブルや部品の過熱状況の報告からバッテリー最大連続出力までテストする』DC12V⇒AC100V電源diyから最大出力までのレビューを行います(こんな大胆な電源化を行うのも私だけですね💦)
- ポータブル電源の自作から簡易的な2000W出力
- 関連部品を取り入れた電源の自作から1000Wまでの出力
今回は『家庭用コンセントに引けを取らないPower Queenバッテリー2000W以上の出力について』踏み込んだ内容をお伝えします。
仕様|Power Queenバッテリー12.8V100Ah

SPECS
BATTERY
- Cell Type:LiFePO4
- Warranty:5 Years
- Cycle Life:4000 cycles at 100% DOD, 6000 cycles at 80% DOD, 15,000 cycles at 60% DOD
- Nominal Voltage:12.8V
- Rated Capacity:100Ah
- Energy:1280Wh
- Max. Expansion (Parallel & Series):4P4S
- Internal Resistance:≤40mΩ
- Certifications:UL, FCC, CE, RoHS, UN38.3
BMS
- BMS:100A
- Max. Continuous Output Power:1280W
- Max. Continuous Charge Current:100A
- Max. Continuous Discharge Current:100A
- Max. Discharge Current 5 Seconds:300A
- Max. Charge Current (Outboard Alternator):500A
CHARGE
- Charge Method:CC/CV
- Charge Voltage:14.4V ± 0.2V
- Recommend Charge Current:20A (0.2C)
TEMPERATURE
- Charge Temperature:0℃ to 50℃ / 32℉ to 122℉
- Discharge Temperature:-20℃ to 60℃ / -4℉ to 140℉
- Storage Temperature:-10℃ to 50℃ / 14℉ to 122℉
- Low-Temperature Protection:√
- Low-Temperature Charging Protection Auto Recovery:Yes (41℉/5℃)
OTHERS
- Terminals:Yes (41℉/5℃)
- Weight Approx.:22 lbs
- Size:13*6.77*8.43 in
- Housing Material:ABS
- Protection Class:IP65
Power Queenバッテリー12.8V100Ah(LTCP)
重要データ
- サイズ|329mm(幅)・172mm(奥行)・214mm(高さ:ボルトナット含まない)
- 重量|10kg
- 連続最大放電|1280W
- 連続最大充電|100A
- 充電温度|0℃ to 50℃
- 放電温度|-20℃ to 60℃
- 低温充電カット機能|有り(LTCPタイプ)
- 充電保護自動回復|5℃
- サイクル数(充放電の繰り返し)|100%使用4000回/80%使用6000回/60%使用15000回
- 拡張性|4直列4並列まで接続(同じバッテリー16個まで対応)


充電|LiFePO4バッテリー専用充電器の注意点

独立型電源を作る前にバッテリー充電を行います。
現在の電圧は『13.10・13.11V』若干ですが、2台のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーには電圧差があります。
※わが家はオフグリッド中のため、ポータブル電源を使いPower Queenバッテリー充電‼
その後、セル電圧を整えるため24時間放置…すると両バッテリーどちらも12.9V(何で?)
推奨充電電圧は14.6V20Aになりますが、14.6V40Aを使用したことにより『過充電』を起こして保護機能が働きました。
今まで30台近くリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12Vを取り扱い、今回も13.3V付近の満充電を期待していましたが、今回は充電電流(A)を気にすることなく充電作業を行い反省です。
12.8V100Ah充電について
一昨日、手持ちの14.6V40ALiFePO4専用充電器を使い、バッテリーチャージを2時間近く行いました。
充電前
- 13.11V
- 13.10V
充電後
- 12.9V
- 12.9V
充電が入らず、再度14.6V40ALiFePO4専用充電器を使いバッテリーチャージを行いました。
しかし、充電完了LED表示になり充電しない。
推奨電流値は20Aになりますが、マニュアルには50A充電時間も書いてあるので14.6V40A充電器を使いました。
バッテリー2台の充電が上手に行えず困っています。
これはバッテリーが過充電から保護されているからだと思います。 バッテリーがフル充電されているとき、充電器がバッテリーから切り離されていないと、バッテリーは過充電になる可能性があります。 この時、電圧はフル充電時よりも0.7V低くなります。つまり、電圧の読みは約12.63Vになります。 この時点で、バッテリーはフル充電されているため充電できません。 バッテリーを再アクティブ化する必要があります。
再活性化を行ってください。 以下は再活性化の手順です:
1.バッテリーを充電器から外します。
2.その後、バッテリーを約3分間放電します。 負荷は50W程度にしてください。
3. 次にバッテリーを負荷から外し、静止電圧をテストする。 充電器と負荷から切り離して30分後、静止電圧(ゼロ電流)をテストする必要があります。 静止電圧を上げることができれば、バッテリーは正常に動作しています。
早速『2.負荷50W』を行い過充電保護機能の解除へ向けた作業を行います。
- 正弦波インバーターへバッテリー接続
- 正弦波インバーター電源ON(50W負荷までは必要なかった)
- 12.9V⇒13.33Vへ過充電プロテクト機能解除に成功
※この様な動画内容
Power Queenリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12.8V100Ah推奨電流は『14.6V20A』
今回は14.6V40A充電器を使ったことで、過充電保護機能が動作しました。
Power Queenリン酸鉄リチウムイオンバッテリー
ソーラーパネル充電
こちらの章ではバッテリー充電のお話しを行っています。
しかし、記事内では電源をまだ作っていません‼
※2025年4月6日 晴れと休みが重なれば動画撮影します‼(少しお待ちください)
※2025年4月15日追記(完成しました👍)
ソーラーパネルよりPowerQueenリン酸鉄リチウムイオンバッテリー充電が行える電源システムです。
午前中の日差しのみソーラー発電が行える場所へ、200Wパネル1枚を設置したバッテリー充電方法となります。
- 午前⇨曇り時々晴れ
- 午後⇨晴れ


天候としては不安定な日でしたが、200Ahバッテリー2560Whに対して『15Ah・200Wh』近くリン酸鉄リチウムイオンバッテリー充電が行えました。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー直列接続|電圧+効率=アップ
※動画の中には直列・並列どちらの接続方法もまとめてある
直列接続のメリット
- バッテリー電圧が倍になり使用ケーブル径を細く接続作業が容易
- インバーターとの相性が良くなる(消費電力の高い製品が動作しやすい)
- バッテリー充電電圧が高く効率の良いソーラー充電が行える
- バッテリー出力電圧も高く損失を抑えたインバーター出力が行える
直列接続のデメリット
- ソーラー発電からのバッテリー充電は曇雨の影響を大きく受ける
- バッテリー電圧が上がる反面、短絡時のアーク放電範囲が広がる(24Vショート…火の粉が舞った)
- 電気工作物として30V以上の電源組み立てには資格が必要(24VまではOK)
※「バッテリー直列接続24V化⇨バスバーへ12V出し⇨正弦波インバーター12V動作」この様な使い方もできるのかな?いつかやってみます。
っとメリットいっぱいの直列接続ですが、法律的にグレーな部分も多くそれぞれ解釈が異なっている事も知りましょう。
30V以上の電気工作物は賛否両論
私の見解として、自己責任のdiy事故が増えると法規制や改正が入っては困る(30V以下も作れなくなったら本末転倒)
30V以上は、市販されたポータブル電源を取り入れる・電源組み立て最終部分を資格者へお願いする。
この様に考えて、電源作りを楽しんでいます。
インバーター販売メーカーも資格者へ取り付け表記があるため、施工業者と同レベル同電圧の作業を一般人が行う場合は、設置場所がどこで有れ取り扱いに関して慎重に行動しましょう。
※30V以上の取り扱いを否定する話ではありません。私は好きで30V以下を選んでいる。(特に12Vバッテリー好き)
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー並列接続|容量+出力=アップ

並列接続のメリット
- 電圧を変えず容量アップが行える
- 複数のバッテリーから電気を取れる
- インバーターを長く動作可能
並列接続のデメリット
- ソーラー発電によるバッテリー充電が少ない(コントローラー限度)
- バッテリー電圧が低くケーブル径も太い(エネルギーロスが大きい)
バッテリー並列接続では、電圧が変わらないため容量アップが簡単です。
そして、各バッテリー出力も同時に行え、追加部品を最小限に抑えた電源作りが可能となります。
しかし、容量アップから正弦波インバーター出力を上げると
- 使用ケーブルの太さからくるエネルギー損失(ロス)
- 部品接点による発熱ロス
- 大きなソーラーパネルを複数取り付けても、バッテリー充電が入りにくいコントローラー限度
デメリットも多く存在する事を知りましょう。
※12Vバッテリー並列接続ロス発生について『バッテリー側・インバーター側』モニター確認が行えます。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー並列接続は便利です。
しかし、デメリットも多く有る事を覚え『1500W以下の家電を長く使いたい‼』
このような、家庭用コンセント1個分の規模として、電力供給を行いたい場合に並列接続は適しています。
Power Queenバッテリー12.8V100Ah電源化|性能限界まで出力を行う
動画の中で行っている作業解説をします。
※ソーラー発電⇒バッテリー充電までの足りない部品に関しては、他社製品を使用
プラス極・マイナス極38SQケーブル各2本出し(プラス側ケーブルへANLヒューズ+BOX)
↓
ジャンクションバスバー250A
プラス・マイナスへ各ケーブル接続
↓
ジャンクションバスバープラス側
サーキットブレーカー250A×2個へ2本ずつケーブル接続
↓
サーキットブレーカー各1本ずつ
正弦波インバーター12V2000Wプラス側ターミナルへ接続(60SQケーブルへアップ)
↓
ジャンクションバスバーマイナス側
バッテリースイッチ250A各4個へケーブル接続
↓
バッテリースイッチ各4個
500Aシャント-Bへケーブル接続
↓
シャント-P(60SQケーブル2重線)
正弦波インバーター12V2000Wマイナス側ターミナルへ接続
↓
シャント+
サーキットブレーカー2個へ接続(バッテリーに近い側)
テスト出力として、1度リン酸鉄リチウムイオンバッテリー500W以上~600W未満30分間行った動画となります。
Power Queenバッテリー12.8V100Ahでは、BMS100A搭載モデルとなり連続最大放電は1280Wです。
これを2つ使用する事でバッテリー2560W連続出力が行えます。
そのまま負荷を強めて、2バッテリーより正弦波インバーター2000W近く出力すると『DCAC変換・ケーブル抵抗・部品抵抗』両方の変換抵抗ロスにより、バッテリー出力は増えて2500W付近まで届きます。
これで、Power Queenバッテリー12.8V100Ah連続最大放電まで到達する事が可能となります。(もし負荷が足りない分は、可能な限り消費電力の低い物を追加し調整)
ケーブル通過電流をなるべく均等にすることが電源diyのコツです👍
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー12.8V100Ah
2台2500W出力

出力元
PowerQueenリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12.8V100Ah×2台(並列接続)
充電先
ポータブル電源×3台
- ペクロンE1500(1200W)
- エコフローリバー2Pro(500W)
- オールパワーズR1500(500W)
※合計2200W充電(バッテリー側2500W前後の出力になるはず‼)
⇧過去の実験(ジャクリNEW240含めて2800W)
※案の定2500Wを超えオーバーロード(過負荷)…保護機能が働きました‼
その後、ポータブル電源の変更から再チャレンジにて成功しました。
バッテリー仕様通り、BMS100A×12.8V=1280W(×2台2560W)性能限界まで出力可能です‼
Power Queenリン酸鉄リチウムイオンバッテリーおすすめ
- 仕様⇨低温充電保護や各保護機能も有り必要十分
- 充電⇨推奨電流を守れば充電に困らない
- 直列接続⇨問題なく24V化できた
- 並列接続⇨12V容量パワーアップが行えた
- 放電(出力)⇨1280W×2台=2560W近いバッテリー出力を10分行えた
- 電源作り⇨他社部品を交えた12V電源が作れた(充放電OK)
低価格帯リン酸鉄リチウムイオンバッテリー感想
とても安いのにパワーも十分‼さすが大手ブランド良いバッテリーです。
そのため、2台購入してレビューを行いました✨
低価格帯リン酸鉄リチウムイオンバッテリーに関しては、
- パッシブセルバランサーでは循環電流を止められない
- 旧型は規定容量を取り出せない
- 新型は規定容量を取り出せる
- 旧型は内部抵抗値が高い
- 新型は内部抵抗値が低い
否定的な意見から完璧性能を求めるレビューも多く、バッテリーケース開封から容量測定まで検証を行う方が多いです。
でも、使用年数に関して経過10年レビューなどはありません。
私情としてリン酸鉄リチウムイオンバッテリー生活6年目の立場から言いますが、使い方次第で寿命は変わると思います。
要するに自動車用バッテリーと弱点は同じで、所詮バッテリーと言う事‼
バッテリー1つから『寒暖な場所⇨高出力⇒総容量を出し切る⇒充電を満足に行わない』これが1番悪いバッテリー使用例です。
ご自身の環境に合わせた使い方に対策や工夫を取り入れ長持ちさせる。コレが低価格帯リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの醍醐味だと感じ日々使っています。
バッテリー並列接続から容量を上げて出力を行う場合、ケーブル長の工夫や深い放電を避ける事でバッテリー内部セル電圧差を広げず、サイクル数も削らない余裕ある使い方が理想的と考えています。
また、翌日のソーラー発電によりセルバランスを整える事は、バッテリー循環電流を極力進めない対策となり、バッテリー抵抗値の増加や劣化の進行を緩やかにする工夫だと思います。(バッテリー良し悪しは内部抵抗だけじゃないからね‼)
並列接続中のバッテリー充電に関してコントローラーケーブルの落とし込む場所を変更する事で、並列接続の解除から定期的なバッテリー位置換え(リバランスだっけ?)も、各極性からケーブルが取れているためクリア出来るのではないかと思っています。
最後に、この様な工夫や対策が金銭的に無理でdiy作業も面倒であれば、システム電圧を上げセルバランサーを後付けから長寿命を狙う事も可能です。
低価格帯でも消滅しないバッテリーブランドを選び、保証期間内から保証期間外まで10年以上使う‼
日々考えてバッテリーライフを楽しみましょう♪