【どちらがお得?】renogyバッテリー並列接続ケーブル比較

マッキー
バッテリー並列接続用ケーブルについて「完成品・自作」比較します。
  • 完成品|作り込みの細かい部分の説明
  • 自作|ケーブル作成を行う場合の注意点

どちらのケーブルを選べば良い?

  • 自作派の私⇒自宅のオフグリッド電源システム作り(大量のケーブル・工具が必要)
  • ケーブルを買う⇒1電源システム作り(工具・細かい部品を買わなくて済む)

並列接続用ケーブル比較(RENOGY・自作)

マッキー
どちらを選んでも問題無し!並列ケーブル必要量に応じて決めればOKです👍並列ケーブルを自作すると気付く事として、
  1. 切断面
  2. 圧着具合
  3. 絶縁処理
「自作・完成品」バッテリー接続ケーブル比較
特にケーブル切断面が凸凹している(自作)
RENOGY並列接続用ケーブルは適切な作り
こんなに綺麗に作ってみたい!(renogy製品)

上記3点の加工が難しく、外見の綺麗なケーブル作りには「専用工具・細かな部品」が必要。

そして、市販されている完成品と遜色ないケーブルを作るまでは経験も重要なポイントです。

マッキー
それでは解説始めます。

renogyリン酸鉄リチウムイオンバッテリー並列接続ケーブル選び

自作ケーブルと市販ケーブルの違い(切断面・絶縁処理・圧着具合)

  1. 【買う・作る】2通りケーブル揃えてみた
  2. 【renogy・自作】ケーブル作り方の違いに思うこと
  3. 【renogy coreバッテリー2個】ケーブル接続やって思うこと
マッキー
自作ケーブルって少し作業を行えば簡単に作れます。私的には満足しているけど、完成品と比べると「お粗末な作り💦」いつも感じています。

通電を行う目的は自作・完成品どちらも達成できますが「適切な作り方か?」っと言われたら、ケーブル自作までに足りない物があると強く感じています。

そのような部分を今回書き出してお伝えします。

【買う・作る】2通りケーブル揃えてみた

キャブタイヤケーブル購入

  1. ネット注文から揃える完成品バッテリー並列接続用ケーブル
  2. 小さな部品を買い集めて自作するバッテリー並列接続用ケーブル
マッキー
「完成品のケーブル・自作ケーブル」大きな差は金額ですね!長さを揃えて比較します。

renogy|バッテリー間接続用ケーブル38SQ

38SQ放電用ケーブル(バッテリー並列直列接続にも使用可)

マッキー
1本30㎝3,300円」2つのバッテリーを並列接続するには、同じ「長さ・太さ・素材」2本のケーブルが必要になります。(直列接続も同じ)

※バッテリー個数が増えればケーブル本数は増える

ケーブル仕様
長さ:30cm太さ:38SQ
100% スズメッキ銅線端子:M8 丸型端子(ケーブル両端)
撚り線:0.05SQ 裸銅線定格電圧:600/1000V
定格温度:105℃(ドライ)75℃(ウェット)許容電流:190A

引用|RENOGYバッテリー間接続用ケーブル

マッキー
溶接などで使われるキャブタイヤケーブルです。オフグリッド電源システムを作る場合は、許容電流値の高いケーブルを選びましょう。日常使いに適しており安心安全に繋がります。

主流|最大連続放電電流200A

使い勝手の良いリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12.8Vには、連続放電200Aまで対応している製品が多いです。(12.8V×200A=2560W)

バッテリー出力する電流値よりケーブル許容電流値が低い場合「発熱⇒発火」最終的にケーブル自体が焼き切れます。

バッテリー間接続ケーブルを探している方は、

  1. バッテリー容量を上げた長時間放電
  2. 電力消費の激しい製品へ安定した電力供給

2点の目的に使う方が殆どです。

そのため「並列・直列」どちらの接続にしてもケーブル選びはとても重要です。

マッキー
バッテリー性能を引き出すには「キャブタイヤ38SQ190A」は頼もしいケーブルだよ♪バッテリー個数の少ない電源システム作りなら、完成品を選んだ方がお得かな?って感じます(自作するための工具部品集めなくて良い👍)

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RENOGYバッテリー充放電の開始

自作|バッテリー接続ケーブルキャブタイヤ38SQ・60SQ

キャブタイヤケーブル60SQ

マッキー
次は並列ケーブル自作に使うキャブタイヤの紹介です。近くの電材屋さんへ行き買ってきました👍

キャブタイヤケーブル金額

  • 38SQ|1メートル1300円(30㎝450円)
  • 60SQ|1メートル1800円(30㎝600円)

メートル切り売り

※沖縄離島に住んでいるため、他県と比べたら少し高いかもしれません。

マッキー
30㎝へ切り込み完成品と比較したら、かなり安いでしょ?でもね、作るために細かい部品+工具費用・工作する時間」の事を考えたら、買う・作るどちらを選んでも正解です。ケーブル必要量に応じて決めればOKです。(自作に掛かった費用は後で説明)
公称断面積(mm2天然ゴムクロロプレンゴム耐燃性架橋ポリエチレン
60℃75℃90℃
WCT
WRCT・WRNCT
WNCTEWCT
EWRCT
使用率(%)
100%80%50%100%80%50%100%80%50%
148898124103115145120134169
22121135171141157199165184233
30147164207171191241200223282
38171191241198221280232259328
50199222281233260329271302383
60225251318268299379306342432
80280313395326364461382427540
100317354448378422534432482610

出典|溶接用キャブタイヤケーブルの許容電流

マッキー
使用率については溶接機とは異なるため常に100%と考えましょう。許容電流を低く見積もった電源システムでも発熱の無い安定した連続放電ケーブルが作れれば合格です。

自作ケーブル(部品・工具)

  • ケーブル(38SQ・60SQ)
  • 丸形圧着端子(38-10/60-10)
  • 絶縁テープ
  • 自己融着テープ
  • 電工ナイフ
  • ボルトクリッパー
  • 圧着ペンチ
圧着ペンチ(60SQ対応)
全長80センチ近くある圧着ペンチ
マッキー
赤線を引いた部分は、通常別の「部品・工具」を使いケーブルを作ります。(持っている道具を使い代用しただけです)

本来は「ケーブルカッター・絶縁チューブ熱収縮」を使い並列接続用ケーブルを作る方が望ましい。

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【renogy・自作】ケーブル作り方の違いに思うこと

「自作・完成品」バッテリー接続ケーブル比較

マッキー
「renogyバッテリーケーブル・私の作ったケーブル」両方を比べて思うことを書き出します。

ケーブル作成を行う場合の注意点も一緒にお伝えします。

renogy|適切な処理「銅線の切断・加締め部分・絶縁処理」

RENOGY並列接続用ケーブルは適切な作り

銅線の切断

ケーブルカッターによる切断(renogy製品)

複数ある銅線を整列させた様に1回で綺麗に切断できる。

ボルトクリッパーによる切断(自作)

ケーブル径が大きく2回に分けて切断になる。

そのため、切断場所のズレが若干発生凸凹した銅線切断面になった。

銅線凸凹な切断面

マッキー
私が作ったケーブルは銅線が整列するように並んでいません💦

加締め部分

隙間が埋まっている加締め(renogy製品)

丸形圧着端子の筒部分に対して銅線の長さが同じ、先端部分まで上手な圧着になり銅線の暴れが無く隙間がない加締め

自前の圧着ペンチ(自作)

丸形圧着端子の加締める先端部分まで圧着金具が届かない。

端子筒部分の長さに対してケーブルの長さを大まかに計り絶縁部を剥いた。そのため、圧着後銅線が暴れた外見の悪い加締めになった。

圧着直後の端子
端子先端まで綺麗に加締めたい💦(根本は融着テープ巻き…少しは曲げに強くなるかな?)
マッキー
絶縁テープを巻いた中間はしっかり加締めてます(テープに隠れている)

絶縁処理

ケーブルサイズ・丸形圧着端子に見合った絶縁チューブ熱収縮(renogy製品)

不必要な金属部分を覆いかぶせ安全にケーブル使用ができる。見た目もスッキリ整う熱収縮チューブ絶縁処理

絶縁テープ処理(自作)

近くの電材屋ではケーブルサイズに合う熱収縮チューブ販売が無く、毎度絶縁テープ処理を施してケーブル自作をする。

テープ幅が広くないため何重にも巻いた絶縁テープの見た目は、熱収縮チューブ絶縁処理に比べて酷いです。

絶縁テープ巻き(割と切れ気に巻けた方)

マッキー
絶縁用途はしっかり機能しているけど、経年劣化によるテープ粘着力は下がる。その都度テープ巻きを繰り返しても良いけど…どんどん見た目が悪くなるね💦

renogyバッテリー並列接続用ケーブルみたいな適切処理を施せるケーブル自作には、下記3点の「工具・消耗部品」が必要です。

  1. 銅線の切断⇒ケーブルカッター
  2. 加締め部分⇒端子先端まで潰せる圧着ペンチ
  3. 絶縁処理⇒熱収縮絶縁チューブ
マッキー
細かい部分まで拘るには自作ケーブルは意外と準備する物が多いです。「能力・外見」どちらも含めて、renogyバッテリー並列接続用ケーブル良いんじゃないかな👍

次は、並列接続ケーブル自作のメリットデメリットなど書いてみます。

自作|バッテリー取り付けボルトに合わない丸形圧着端子

バッテリー接続ボルトへ丸形圧着端子が隙間なく通る
さすがrenogyケーブル隙間なくボルトが通る
マッキー
丸型圧着端子って「ケーブルサイズ・ボルト径」別にいっぱいあります。今回準備した端子は、ボルトを通す穴「38-10・60-10」バッテリー側取り付けM8…サイズが合いません!揃えられなかった理由は2通りです。
  1. 電材屋に売ってなかった
  2. ネット注文は自宅に届くまで1週間

どっちみち電材屋さんへ注文しても一週間以上待つ、私の住んでいる場所が沖縄離島…電材屋さんまで2時間以上掛かる。

妥協して丸形圧着端子38-10・60-10を選び、サイズの合わない丸形圧着端子へM8ワッシャーを使う。

そして、バッテリー放電台へボルト締め!代用品を使い接地面積を増やした状態でバッテリーケーブル取り付けです。

バッテリー接続部分がピッタリ合わない(自作ケーブル)
バッテリー接続部と円形が合わない丸形圧着端子
ワッシャーを使いM8ボルトへサイズを合わせる
穴の大きさがrenogyと揃いました
マッキー
でも、renogyバッテリー接続ボルトにはワッシャー付いてますから2重になってしまう💦ケーブル自作する場合は、前もって調べネット注文する方が無難です。

自作|ケーブル切断工具など揃えるまで出費が増える

自作ケーブル(費用)

  1. ケーブル|1メートル1300円(30㎝2本)
  2. 丸形圧着端子|4個140円×2個(38-10)
  3. 絶縁テープ|赤黒2個200円
  4. 自己融着テープ|600円
  5. 電工ナイフ|2000円
  6. ボルトクリッパー|1700円
  7. 圧着ペンチ|4300円

※38m㎡ケーブル

ボルトカッター・大型圧着ペンチ

マッキー
私と同じグレードの自作ケーブルなら「30㎝2本11000円」です。ケーブルカッターを「テコ式・ラチェット式・バッテリー式」どちらを選ぶかによって大きく金額は変わります。

※ケーブル切断工具にケーブルカッターを選ぶと出費が増えるため、ボルトクリッパーを使っています。

自作|丸形圧着端子の向きを選べるメリット

丸形圧着端子の向きを変えた自作ケーブル

マッキー
左右に取り付けた丸形圧着端子の向きが違うの見えます?

バッテリー接続用ケーブル自作の最大メリットは「圧着端子の角度を決められる」ことです。

長さを選べるオーダーメイドケーブルも魅力的ですが、端子の向きまでは指定できません。

自分で決められる端子角度のメリットはケーブル「曲げ・捩れ」を減らせ、断線リスクの低い配線・良好な通電に繋がります。

マッキー
バッテリー直列並列接続では使わないけど、バッテリー関連部品などへ90°接続する際に大いに役立ちます。(覚えててね)

【renogy coreバッテリー2個】ケーブル接続やって思うこと

renogyバッテリー並列接続用ケーブル取り付け(2本)

マッキー
ケーブル曲げ具合しなやか差などはrenogyが柔らかくてサイコー!…じゃなくて💦

両方の並列ケーブルを使い実際バッテリー接続をやって思ったことは、全て「バッテリー接続ボルト締め付け」についてです。

renogy coreバッテリー12.8V200ah2台の並列接続を行い感じたことを書き出します。

renogy並列接続ケーブルだとボルト締めが深く行える

renogyバッテリー並列ケーブル接続面(バッテリー放電部との接点画像)
完璧なバッテリー接続(renogyケーブル)
マッキー
しっかり「接続ボルト・並列接続用ケーブルがバッテリーへ接続」されている状態です。

バッテリー接続ボルトの長さ

renogyバッテリー接続ボルト受け穴(放電台へ設置部分がピッタリ合う丸形圧着端子)
意外と深いバッテリーボルト接続部分
バッテリー接続ボルトM8 1.25 20㎜
バッテリー接続ボルトM8 1.25 20㎜
マッキー
丸形圧着端子・ワッシャーが多く嵩張り接続ボルトが浮くような、バッテリー接続の甘い状態は充放電に適していません。ボルト締めが深く行える接続がベストです。

自作ケーブルだと端子が合わなくワッシャー追加分ボルト締めが浅い

丸形圧着端子へバッテリー接続ボルトを通す(隙間が大きい)

マッキー
接続ボルトに対して丸形圧着端子が広いです。この状態でワッシャーを挟み込んだバッテリー接続画像が下記になります。

ダブルワッシャー(自作並列ケーブル)

マッキー
全て含めるとバッテリー接続まで4枚厚みが加わり、ボルトが少々浮いた状態での締め付けになります。

バッテリー個数が3~4個になる並列ケーブル接続の場合、丸形圧着端子の嵩張りが増える。

その分、ボルト締め付けは浅くなるため安全と呼べない接続方法になります。

丸形圧着端子3本バッテリー接続(ボルト締めが浅い)
ボルト締めが浅い状態

並列接続ケーブルが細い場合は2本を1本へ纏めて圧着する方法など、端子個数を減らす裏技もありますが正規の圧着方法ではありません。

基本的に「ジャンクションバスバーバッテリーターミナル」などを使い、バッテリー各接続ボルトを深く締め込む方法を採用してください。

ジャンクションバスバー
ジャンクションバスバーを適材適所で使いましょう。
マッキー
安定したバッテリー充放電を行うためには、自作・完成品どちらの並列ケーブルでも一工夫が必要になります。

充放電に影響するボルト締めについて

接続ボルトを適切に締めてlifepo4充電器を使う

lifepo4専用充電器などを使ったリン酸鉄リチウムイオンバッテリー充電中

バッテリーボルト締めが「緩い・浅い」場合、充電器ワニクリップ・接続ボルト付近を中心に発熱します。

マッキー
そのままケーブルまで熱を帯びます。これは「PV充電中・バッテリー放電中」どちらにも起こる接続不良です。

もちろんバッテリー間並列ケーブル接続中でも充放電中に起こっているため、接続ボルト締めはバッテリーマニュアル通りの強さで深く締めましょう。

自作ケーブルの場合は「許容電流に余裕を持ったケーブル選び方・接点不良の無い丸形圧着端子カシメを意識する

どちらの並列ケーブルを選んでも、1番気を付ける箇所です。

【まとめ】並列接続ケーブル比較

renogyバッテリー並列ケーブル接続後(電源システムへ組み込む)
renogyバッテリーケーブル使用した電源システム(その内記事書きます)

renogyバッテリー間接続用ケーブルでは、作り込みが綺麗でバッテリー接続ボルトへ深く適切に接続できる

自作ケーブルでは、部品工具を揃える時間に加えて作る時間も発生する。(費用も高い)

また、丸形圧着端子について必要な「個数・サイズ」が販売されて無い場合も多く、バッテリー接続ボルトへワッシャーを挟み代用するとボルト締めが浅く行われる。

極端に浅い訳では無いため問題ないが、1~2個までのバッテリー接続に対して「1極2丸形圧着端子1ワッシャー」までに抑える方が良いです。

3~4個のバッテリー接続に対しては、ジャンクションバスバー・バッテリーターミナルを使いボルト締めを適切に行えば完璧です。

加えて「銅製」ワッシャー・丸形圧着端子など通電性に優れた部品使用もおすすめ。

許容電流量については、バッテリー200A放電に耐えられるキャブタイヤケーブル38SQ以上を選べば安心安全です。

200A連続放電・200A以上放電する場合は「38SQ2重線・60SQ」を選ぶなど考え工夫すること。

マッキー
どちらのケーブルを選べば良いの…ですか?私は「自宅のオフグリッド電源システム作り」が目標です。ケーブルが大量に必要だから自作しています。1電源システム構築なら完成品を選べば問題なし。

※少量作る場合は、工具が高く割に合わないって事は覚えててね。

バッテリー「直列・並列」接続の参考にどうぞ。

Li Timeバッテリー|リン酸鉄リチウムイオン節電ブログ

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー12.8V300Ah4個を使った「並列・直列・直並列」3つの接続方法について画像を参考に…

renogyバッテリー並列接続用ケーブル取り付け(2本)
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